定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二(71)。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。刻々と近づく人生の最期を意識し始めた健二は、息子家族にも誰にも迷惑かけずに過ごせるよう、健康維持と「認知症予防」に取り組み始める。その一つとして、市のコミュニティクラブをに参加した健二は、橋本(71)という陽気な老人と知り合い、酒屋や病院検査を共にして、友好を深めていく。ある日、水泳教室体験入会の張り紙を見つける2人。全く泳げない健二は躊躇するのだが、橋本の「出来ない事、出来るようになるの愉快じゃないですか?」という言葉に後押しされ、水泳教室に参加することにする。水泳講師・岸本香里(24)の指導を受けることになった健二たち。健二は水泳を、今生きる人生のために、大切な「挑戦」であり「目標」だと考えはじめー。人生は、今この瞬間も、誰もが輝いている
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ラストターン 福山健二、71 歳二度目の青春
(C)2023「ラストターン」製作委員会
2024年5月10日(金)公開